接待伴う飲食店などに対策促すことで一致 経済再生相と都知事

接待伴う飲食店などに対策促すことで一致 経済再生相と都知事
東京都で新型コロナウイルスの新たな感染者が増えていることを受けて、西村経済再生担当大臣は東京都の小池知事と会談し、接待を伴う飲食店などに対し感染防止策の徹底や積極的なPCR検査の受診を促していくことなどで一致しました。
東京都内で新型コロナウイルスの新たな感染者が131人確認され3日連続で100人を超えたことを受け、西村経済再生担当大臣は4日午後、東京都の小池知事と会談しました。

会談のあと西村大臣は記者会見で、夜の繁華街での対策として、接待を伴う飲食店に対し、感染防止のガイドラインを順守することや積極的にPCR検査を受診するよう従業員に促すこと、それに利用者にも、ガイドラインを守っていない店の利用を控えるよう呼びかけることなどで一致したと明らかにしました。

そして「今の時点で緊急事態宣言を直ちに発出する状況にはないと判断しているが、警戒すべき状況であることには変わらない。ほかの自治体にも取り組みを展開し、感染防止策をしっかり講じて、経済活動との両立を図りたい」と述べました。

一方、小池知事がほかの県への不要不急の移動を控えるよう求める考えを示したことについて、西村大臣は「国としての大きな方針に変更はない。知事の責任で都民に呼びかけるということだと思う」と述べ、政府としては移動の自粛を求める考えはないという認識を示しました。