米 コロナ感染拡大防止措置 再び強化 独立記念日含む3連休で

米 コロナ感染拡大防止措置 再び強化 独立記念日含む3連休で
アメリカでは新型コロナウイルスの感染者が西部や南部を中心に増加する中、7月4日の独立記念日を含んだ3連休に入り、海岸への立ち入りの禁止など、感染拡大を防ぐための措置が再び強化されています。
アメリカは3日、独立記念日の7月4日をはさんだ3連休に入りましたが、ジョンズ・ホプキンス大学のまとめによりますと、2日に報告された全米の感染者の数は、前日に引き続き5万人を超えました。

また、アメリカのABCテレビは、この2週間で西部や南部を中心に全米50州のうち、38の州で感染者数が増加傾向にあると分析しています。

こうした中、西部のカリフォルニア州ではレストランの店内営業が当面禁止されたほか、ロサンゼルスやその周辺などでは観光客の間での集団感染を防ぐため、連休中の海岸への立ち入りが禁止されました。

ロサンゼルス近郊のサンタモニカでは、観光名所の海岸や桟橋が閉鎖され、地元の警察のパトカーやヘリコプターが見回りにあたっています。

また、南部のテキサス州では、これまでマスク着用の義務化に否定的だったアボット知事が、連休前の2日に義務化を決めるなどアメリカでは各地で感染拡大を防ぐための措置が再び強化されています。

ロサンゼルス周辺のビーチ閉鎖

ロサンゼルス近郊のサンタモニカでは、4日の独立記念日を挟んだ3連休初日の3日から、観光名所の海岸や桟橋が閉鎖され、地元の警察のパトカーやヘリコプターが見回りにあたっています。

訪れた人たちは、離れた場所から海の様子を眺めたりスマートフォンで写真に納めたりしていました。

家族と一緒に散歩に来ていた男性は「感染を防ぐために閉鎖はよいことだと思う。できれば海で遊びたいですが、いまはウイルスから家族や子どもを守ることの方が大切だと考えています」と話していました。