国が定める薬価 来年度から予定どおり毎年改定 官房長官

国が定める薬価 来年度から予定どおり毎年改定 官房長官
新型コロナウイルスの影響で、国が定める薬の価格の来年度の改定は難しいのではないかという見方が出ていることについて、菅官房長官は、政府の基本方針を踏まえ、予定どおり来年度から毎年改定を行う意向を示しました。
国が定める薬の価格をめぐり、政府は、2年に1度だった改定を来年度から毎年行うことにしていますが、医療関係者などからは、新型コロナウイルスの影響で、市場価格の調査を行える状況ではなく、来年度の改定は難しいのではないかという見方が出ています。

これについて、菅官房長官は午後の記者会見で、4年前の平成28年に麻生副総理兼財務大臣ら関係閣僚が薬価を毎年改定するとした基本方針を決定したことを踏まえ、「現時点において、4大臣の合意事項があるので、そうしたことを基本として進めていきたい」と述べ、予定どおり来年度から毎年改定を行う意向を示しました。