陸上 白石黄良々 久々に大会出場 東京五輪へ再スタート

陸上 白石黄良々 久々に大会出場 東京五輪へ再スタート
新型コロナウイルスの影響で延期が続いていた陸上の大会が3日から再開され、鹿児島で開かれた大会には去年の世界選手権、男子400メートルリレーで銅メダルを獲得したメンバーの1人、白石黄良々選手が出場し、東京オリンピックに向けた再スタートを切りました。
新型コロナウイルスの影響で陸上では、ことし4月からすべての大会が延期や中止となっていましたが、3日から地方での大会が再開されました。

このうち鹿児島市で開かれた大会には、地元鹿児島県出身の白石選手が男子200メートルに出場しました。

白石選手は去年の世界選手権に男子400メートルリレーで初めて出場し、日本の銅メダルに貢献し桐生祥秀選手などとともに、東京オリンピックの代表を目指す1人です。

3日の鹿児島市は雨が降り続く難しいコンディションで、感染予防のため一般の観客は入場できない、いわゆる無観客のなかでの大会となりましたが、白石選手は予選から出場し、レースの感触を確かめるようにトラックを駆け抜けていました。

決勝では久しぶりのレースで「途中で足がけいれんした」といいながらも、2位以下を寄せつけず21秒45のタイムで優勝しました。
白石選手は「試合で走れることが当たり前じゃないと改めて思っています。ここからいよいよ東京オリンピックへのリスタートだと思うので、一つ一つ頑張っていきたい」と話していました。