東京の感染拡大「積極的な検査の結果含まれている」官房長官

東京の感染拡大「積極的な検査の結果含まれている」官房長官
菅官房長官は午後の記者会見で、3日の東京都の新たな感染者の内訳は確認中だとしたうえで「きのうまでの感染者数には、症状の有無にかかわらず、濃厚接触者など積極的に検査を受けていただいた結果が含まれており、この1週間で見ても、20代、30代の若いかたがおよそ7割を占めている」と述べました。
そのうえで「入院患者が増加傾向にあるものの、重症患者数は減少している。引き続き、警戒感をもって地域の感染状況を注視しつつ、自治体と緊密に連携して、感染拡大防止と社会経済活動の両立に取り組みたい」と述べました。

また、菅官房長官は東京都で先月25日からの1週間で新たに感染が確認された人のうち、およそ44%がクラブなどの接待を伴う飲食店の関係者やその濃厚接触者だとしたうえで、感染防止のためのガイドラインの徹底や積極的な検査の受診などを促していく考えを示しました。

一方、菅官房長官は今後の急激な感染拡大に備えて、現在、全国で1万9000床の病床のほか、軽症の人が宿泊療養できる施設も2万室弱確保しており、十分な備えがあるという認識を示しました。