バスの換気能力 煙で「見える化」 宮崎のバス会社が実演

バスの換気能力 煙で「見える化」 宮崎のバス会社が実演
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新型コロナウイルスの対策として、重要な換気の能力をアピールしようと、宮崎県のバス会社が、車内に煙をたいて換気を行うデモンストレーションを行いました。
デモンストレーションを行ったのは、宮崎県内で路線バスなどを運行する「宮崎交通」です。

新型コロナウイルスの感染を防ぐために車内の「換気」が重要となる中、バスの換気能力をアピールしようと、実際に運行されている長さ9メートルの55人乗りの路線バスが使われました。

バスには、車内の空気を外に排出する換気扇が備え付けられ、空気の流れが目に見えるよう煙をたくと、窓を開けない状態でも、およそ10分で煙が排出され、空気が入れ代わりました。

さらに、通常、運行している状況と同じように窓を開けた状態にすると、約6分ほどですべての煙が排出され、バス会社では十分な換気能力があるとしています。

このほか、バス会社では毎日、検温などで乗務員の体調を確認するとともに、車内の消毒を徹底しているということで、宮崎交通の川端史敏社長は「車内の換気と消毒、そして乗務員の体調管理を、対策の3本柱として、お客様が安心して利用できるよう努めていきたい」と話しています。