「適切な感染拡大防止策講じている店を選んで」都知事

「適切な感染拡大防止策講じている店を選んで」都知事
東京都の小池知事は、都内で2日につづいて3日も新型コロナウイルスの感染の確認が100人を超えたことをうけて、記者会見で、「多く確認されている新宿エリア、池袋エリアでは、適切な感染拡大防止策を講じておられる店を選ぶなど十分に注意してほしい」と呼びかけました。
このなかで小池知事は、都内の感染確認が2日連続で100人を超えたことについて、「都としてより一層の警戒が必要だ」と述べました。

そのうえで、「夜の街、夜の繁華街における接待を伴う飲食店などへの外出を控えていただきたい。特に新規感染者が多く確認されている新宿エリア、池袋エリアでは、適切な感染拡大防止策を講じておられる店を選ぶなど十分に注意してほしい」と述べ、3つの密が集積する施設への外出は控えるよう呼びかけました。

また、「事業者に対しては、都や業界団体が作成する感染拡大予防ガイドラインなどに基づき感染防止策の徹底を改めてお願いする。接待を伴う飲食店の経営者の皆様には、従業員の方々に対し、PCR検査を受けるよう、強く勧めていただきたい」と述べました。

そして、「『ウィズコロナ』の時代、感染拡大の防止と経済社会活動の両立に向け、都として万全を期していきたい。都民、事業者の皆様の引き続きの協力をお願いする」と述べました。

一方、都として再び休業要請を行う考えがあるかどうか問われると、「休業要請をかけるかどうかは感染拡大防止の観点と経済社会活動に与える影響を考慮すると、慎重な判断が必要になる。国の再度の緊急事態宣言が行われた場合は、改めて専門家の意見を踏まえたうえで判断することが必要と考えるが、オール東京で行う必要があるのか、地域、業態別に行うのかはモニタリングの試行を重ねることで考えをまとめていきたい」と述べ、国の動きなども見極めながら慎重に対応する姿勢を示しました。