「重症者数減少 緊急事態宣言再び出す状況にない」官房長官

「重症者数減少 緊急事態宣言再び出す状況にない」官房長官
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新型コロナウイルスの新たな感染者が東京都で2日、100人を超えたことについて、菅官房長官は閣議の後の記者会見で重症者数が減少していることなどから、緊急事態宣言を再び出す状況ではないとしたうえで、クラブなど接待を伴う飲食店には積極的な検査の受診を促す考えを示しました。
この中で、菅官房長官は新型コロナウイルスの新たな感染者が東京都で2日、100人を超えたことについて、「若い方がおよそ7割を占めている。入院患者は増加傾向にあるが、重症患者は減少している状況で、これまでの感染状況に照らして、直ちに再び緊急事態宣言を発出する状況に該当するとは考えていない」と述べました。

そして、「感染リスクをコントロールしながら、段階的に社会経済活動のレベルを引き上げていくことが基本方針だ」と述べたうえで、業種ごとに策定したガイドラインを順守した事業活動の徹底とともに、クラブなどの接待を伴う飲食店には、積極的な検査の受診を促す考えを示しました。

さらに、「国民の皆さんに、感染状況を正確に、冷静に理解いただけるよう、専門家会議の指摘も踏まえて、適切に対応していく」と述べました。