東京都 夜の繁華街への外出自粛を強く呼びかけ 新型コロナ

東京都 夜の繁華街への外出自粛を強く呼びかけ 新型コロナ
東京都内で新型コロナウイルスの感染の確認が2か月ぶりに100人を超えたことを受けて、都は、予防策がとられている店を除き、感染が相次いでいる夜の繁華街への外出を控えるよう強く呼びかけています。経済社会活動の大幅な制限につながる休業要請は現段階では行わず、感染が続いている業種の店に予防策の徹底を促すなどして、感染の拡大を食い止めたい考えです。
都内では、2日、感染が確認された人が2か月ぶりに100人を超えて107人となり、緊急事態宣言が解除された5月25日以降、最も多くなりました。

都によりますと、1日までの1週間で感染が確認された人のうち、ホストクラブやキャバクラ店など近い距離での接客を伴い、夜間、営業する飲食店の関係者などが44%を占めているということです。

このほか、夜間に友人や同僚と飲み会を開いて感染する人も相次いでいるということで、都は、ガイドラインなどを踏まえて予防策がとられている店を除き、夜の繁華街への外出を控えるよう強く呼びかけています。

一方で、都は、経済社会活動の大幅な制限につながる休業要請は現段階では行わない考えです。

都は「有効性や社会的な影響なども考えたい。特定の地域や年代、業態に対して明確なメッセージを発していくことを重ねる」などとしていて、感染が続いている業種の店に予防策の徹底を促すなどして、感染の拡大を食い止めたい考えです。