東京都100人超 官房長官「直ちに宣言出す状況とは考えず」

東京都100人超 官房長官「直ちに宣言出す状況とは考えず」
菅官房長官は、午後の記者会見で、「内訳の詳細は確認中だ。これまでの感染状況などに照らして、直ちに再び緊急事態宣言を発出する状況に該当するとは考えていないが、いずれにせよ、警戒感をもって、感染状況を注視しつつ、東京都と緊密に連携して対応していきたい」と述べました。
そして、「感染拡大防止と社会経済活動の両立に取り組んでいくという取り組みを重ねても、なお、感染者の増加スピードが再び高まり、最悪の場合には、緊急事態宣言を再び発出する可能性がある」としたうえで、その際は、新規感染者数や感染拡大のスピード、感染経路が不明な症例の割合、それに医療提供体制の状況などを踏まえて、専門家の意見も聴いて、総合的に判断する考えを示しました。

そして、医療提供体制について、「入院患者数は増加しているものの、きのうの段階では280人で、重症患者数は減少していて10人だった。体制は問題なく整っている」と述べるとともに、2日朝までの状況では、感染は全国的に広がってはいないとしたうえで、対策本部の開催は「考えていない」と述べました。