タイ ほぼ全業種で休業措置解除 新型コロナウイルス

タイ ほぼ全業種で休業措置解除 新型コロナウイルス
タイで1日夜、バーやナイトクラブなどが営業を再開し、新型コロナウイルスの感染を防ぐための休業措置はこれでほぼすべての業種が解除されました。
タイでは、5月上旬から経済活動の制限の緩和を段階的に進めていますが、感染の広がりは抑えられていて1日夜はバーやナイトクラブなども営業を再開しました。

3月に始まった休業措置はこれでほぼすべての業種が解除されました。

バンコクの繁華街のバーでは客の人数を制限し、演奏を披露するバンドと客の間に仕切りを設けるなどの感染対策が取られ、地元の人たちでにぎわっていました。

ただこの繁華街は以前、外国人観光客が客の大半を占めていたことから、外国人の入国が厳しく制限されている現状では採算が取れないとして、休業を続ける店もあります。

繁華街の企業団体の代表は「店の賃料が高いので再開しても売り上げが見あわない店もある。国内客を呼び込む方法を考えていきたい」と話していました。

また、1日は、公立の学校で通常よりおよそ1か月半遅れの新学期が始まりました。

バンコクの小学校では換気を良くするために窓やドアを開けて授業を行っていたほか、児童にリラックスしてもらうためマスクを外して軽い体操をする時間を設けていました。

タイ政府は現在、外国人の入国制限の緩和も検討を進めていますが、非常事態宣言を今月末まで延長し警戒を緩めない姿勢も強調しています。