北海道 新たに4人感染確認 1人死亡 死者100人に 新型コロナ

北海道 新たに4人感染確認 1人死亡 死者100人に 新型コロナ
北海道では1日、小樽市のカラオケができるスナックの利用客1人を含む4人が新たに新型コロナウイルスに感染したことが確認されました。また、スナックの利用客の濃厚接触者だった小樽市の男性が死亡し、これで道内で死亡した人は100人になりました。
北海道などによりますと、道内で1日に新たに感染が確認されたのは、札幌市の80代の男性、小樽市の60代の女性、十勝地方の50代の男性と女性の合わせて4人です。
検査数は255件でした。

このうち小樽市の女性は、集団感染が発生した市内のカラオケができるスナックを夜の時間帯に利用していたということです。女性が保健所に連絡して検査したところ陽性が確認されたということで、症状は軽く、会話はできるということです。

小樽市では、1日までにカラオケができるスナック3店舗で集団感染が起きていて、この3つの店舗に関係する感染者は、合わせて37人となりました。

また、小樽市によりますと、感染が確認され、入院して治療中だった市内の60代の男性が死亡しました。この男性は、3店舗のうち2つの利用客だった女性の濃厚接触者で、これでカラオケができるスナックに関係した人で死亡したのは2人となりました。

このほか1日に感染が確認された札幌市の80代の男性は、集団感染が発生した札幌市西区の老人ホームでデイサービスを利用していた女性と同居する家族だということです。

道によりますと、1日に感染が確認された残る十勝地方の2人は、先月30日に感染が確認された80代の女性の濃厚接触者だということです。

これで、道内の感染者は、札幌市の785人を含む延べ1267人、このうち死亡したのは100人、治療を終えた人は延べ1072人になりました。

小樽市保健所「症状が急速に悪化」

小樽市保健所の田中宏之医療業務担当部長は「感染者はいずれも60代以上と高齢者が多く、軽症でもその後急速に症状が悪化する人が出てきている。感染拡大の防止に向けて改めて気を引き締めて対策にあたっていく」と話しています。