プロ野球 ロッテ 観客入り試合開催に向けコロナ対策観戦ルール

プロ野球 ロッテ 観客入り試合開催に向けコロナ対策観戦ルール
プロ野球・ロッテは、7月10日から観客を入れて試合を開催するのに向けて新型コロナウイルス対策を盛り込んだ新たな観戦ルールを発表しました。
プロ野球の12球団は6月19日のシーズン開幕から新型コロナウイルス対策のために無観客で試合を行ってきましたが、7月10日以降は、政府の方針に従いながら観客を入れて試合を開催する予定です。

このうちロッテは、7月10日から本拠地のZOZOマリンスタジアムで西武と3連戦を戦い、スタンドの6席に1人ずつ最大で5000人まで観客を入れることになっています。

そして30日、新たな観戦ルールを球団の公式ホームページで公表しました。

入場ゲートでは、1メートルから2メートルの距離を空けて観客に並んでもらい、サーモグラフィーで検温をして体温が37度5分以上だった場合は入場を断るほか、球場内では必ずマスクの着用を求めています。

また、強いけん怠感やせき、のどの痛み、息苦しさなどがある人、味覚・嗅覚異常などがある人、海外から帰国後14日未満の人などは来場を控えるよう呼びかけています。

球場内では、スタンドに入ったボールを自分の席から離れて取りに行くことを禁止するほか、ジェット風船やタオルを大きく振り回す行為、旗やボードを使った応援、両手をメガホン代わりにした大声での声援、応援歌・球団歌を歌うこと、指笛での応援、観客どうしのハイタッチや握手などの接触がある応援、飛び跳ねるなど集団での動きを伴う応援を禁止しています。

このほか、球場内や球場の周りにある一部の店は営業しますが、アルコール飲料は販売せず、持ち込みも禁止していて、売り子による販売も行わないということです。

さらに座席の位置を把握するため、試合後14日間はチケットの半券を保管することや、感染が判明したり濃厚接触者に指定されたりした場合は球団に連絡するよう要請しています。

来場者の感染が分かった時は、座席の番号を公式ホームページで公表し、近くの座席の観客には球団から連絡をするということです。

ロッテでは今後、政府の指針や状況の変化、NPB=日本野球機構のガイドラインの更新に伴って内容を変更することもあるとしています。