大阪の旅行会社が経営破綻 新型コロナ関連倒産で最大

大阪の旅行会社が経営破綻 新型コロナ関連倒産で最大
大阪の旅行会社「ホワイト・ベアーファミリー」は、新型コロナウイルスの影響で売り上げが大幅に減少して経営に行き詰まり、30日に裁判所に民事再生法の適用を申請しました。負債総額は、持ち株会社と合わせて350億円余りで、新型コロナウイルス関連の倒産として最大となります。
大阪市に本社がある旅行会社、「ホワイト・ベアーファミリー」は、1981年に会社を設立しました。

関西の中堅旅行会社として、国内旅行「しろくまツアー」のブランドでインターネットを活用したツアーを企画し、事業を拡大、最近は外国人旅行者を対象にしたサービスにも積極的に乗り出していました。

しかし、新型コロナウイルスの影響で、旅行需要が落ち込み、売り上げが大幅に減少したことで経営に行き詰まり、30日に大阪地方裁判所に民事再生法の適用を申請しました。

負債総額は、同日に合わせて破綻した持ち株会社との合計で350億円余りとなり、信用調査会社「東京商工リサーチ」などによりますと、コロナ関連の倒産としては最大となります。

会社では、全国に高級旅館などを展開する「星野リゾート」と、スポンサーについての基本合意書を締結し、事業を継続しながら経営再建の支援を受けていくことにしています。