東京都 新たなモニタリングの項目設定へ 新型コロナ

東京都 新たなモニタリングの項目設定へ 新型コロナ
東京都は新型コロナウイルスの感染状況などを分析する新たなモニタリングの項目を30日に取りまとめる方針です。都は感染拡大の兆しを推し量るため、感染経路がわからない人の数や傾向を見る項目などを設け、状況が悪化したと判断した場合には不要不急の外出の自粛など注意喚起できないか調整を進めています。
東京都内では29日、感染の確認が58人となり、先月25日に緊急事態宣言が解除されたあとでは最も長くなる4日連続で50人を超えました。

都はこれまでも感染状況などの分析を続けてきましたが、休業要請の解除を受けて、第2波に備えモニタリング項目の見直しを進め、30日、取りまとめる方針です。

都によりますと、新たなモニタリングでは、感染状況や医療体制を示す複数の項目を設ける方向で検討しています。

関係者によりますと、感染拡大の兆しを推し量るため、感染経路がわからない人の数や傾向を週単位で見る項目などを設けて、市中での感染を分析する方向で調整を進めています。

一方、警戒を呼びかける「東京アラート」を出したり休業を再要請したりするための目安の数値は設けない方針です。

ただ、専門家の分析を踏まえて状況が悪化したと判断した場合は、不要不急の外出の自粛や感染防止対策をとるよう注意喚起できないか調整しています。