投票率過去最低の水準 フランス統一地方選 新型コロナ影響

投票率過去最低の水準 フランス統一地方選 新型コロナ影響
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フランスでは、新型コロナウイルスの影響で延期されていた統一地方選挙の2回目の投票が28日行われ、地元メディアによりますと、投票率は40%程度と、過去最低の水準となりました。感染拡大への懸念がいまだ根強いことや、多くの支持者が集まる集会が開けず、選挙運動が盛り上がらなかったことなど、新型コロナウイルスが投票率に大きく影響する形となりました。
フランスの統一地方選挙は、3万5000余りの自治体のトップや議員を選ぶもので、1回目の投票のあと、3月22日に2回目の投票が行われる予定でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて延期されていました。

その2回目の投票が28日、およそ3か月遅れで行われ、投票所では、マスクの着用が義務づけられる中、有権者が間隔をとるために床につけられた印に従って並び、投票に臨んでいました。

今回の選挙では、投票率の低下が予想されたことから、高齢者や自宅にとどまらざるをえない人が代理の人をたてて投票できるよう条件が緩和されました。

しかし、地元メディアによりますと、投票率は40%程度と、過去最低の水準となりました。

感染拡大への懸念がいまだ根強いことや、多くの支持者が集まる集会が開けず、選挙運動が盛り上がらなかったことなど、新型コロナウイルスが投票率に大きく影響する形となりました。