米名門大学 “人種差別的“ ウィルソン大統領の名前外す決定

アメリカで人種差別の撲滅を求める抗議活動が続く中、名門、プリンストン大学はウィルソン大統領が在任中、人種差別的な政策を進めていたとして、学部に冠していた大統領の名前を取り除くことを決めました。
アメリカ東部ニュージャージー州にあるプリンストン大学は名門校グループ、「アイビーリーグ」の1つで、1900年代に学長を務めたウィルソン大統領の名前を冠した国際関係の学部は世界的に知られています。

プリンストン大学は26日、ウイルソン大統領について「連邦政府の公務員から黒人を排除した彼の人種差別的な政策は当時の基準に照らしても深刻なものだった」として学部に冠した大統領の名前を取り除くと発表しました。

またニュージャージー州にある世論動向の調査で有名なモンマス大学も、先週、「功罪に議論のある大統領であり誰もを受け入れる包括的な場所にするための障害を取り除く」として大学の施設につけていた大統領の名前を、別の名称に変更する決定をしています。

ウィルソン大統領は、第1次世界大戦のあと、国際連盟の創設に尽力してノーベル平和賞を受賞するなど当時の国際秩序の形成に主導的な役割を果たしたとの評価がある一方、国内政策では人種差別的だったとの批判がこれまで出ていました。

アメリカでは人種差別の撲滅を求める抗議活動が続く中、歴史上の人物を批判したり、功績をたたえる像を引き倒したりする動きが各地で広がっています。