手作りマスクで婚礼写真 コロナ影響で結婚式延期のカップルへ

手作りマスクで婚礼写真 コロナ影響で結婚式延期のカップルへ
新型コロナウイルスの影響で結婚式を延期したカップルのために、手作りのマスクをしてウエディングフォトを撮影する催しが東京 渋谷区で行われました。
撮影を行ったのは、東京と神奈川県で、小規模な貸し切り形式の結婚式場を運営している企業で、ことし4月以降、約120件の予約が延期になりました。

このため延期したカップルに、少しでも前向きな気持ちになってほしいと、この時期ならではのマスクをしての写真撮影を無料で呼びかけました。

東京 渋谷区の会場では27日、7組が参加し、カップルは赤いチェックやヒョウ柄のマスクをつけ、少し戸惑いながらも撮影を楽しんでいる様子で、いす2つ分の距離をあけ「ソーシャルディスタンス」を意識して撮影する場面もありました。

去年10月に台風で結婚式を延期し、新型コロナウイルスで2度の延期をしたカップルは「延期はしかたないと前を向き、今しか撮れない写真を撮ろうと参加しました」と話していました。

5月の結婚式を来年に延期したカップルは「落ち込むこともありましたが、きれいな写真を撮ってもらえて楽しかったです」と話していました。

催しを開いたソウルエンジェルスの廣瀬美香さんは「結婚式はまだ再開できていませんが、撮影だけでも喜んでいただけてうれしいです」と話していました。