使用済み核燃料の再処理工場 意見公募に心配や慎重な声 青森

使用済み核燃料の再処理工場 意見公募に心配や慎重な声 青森
青森県にある使用済み核燃料の再処理工場について、原子力規制委員会が行ったパブリックコメントには700を超える意見が寄せられ、事故のリスクや政策の課題などを指摘する声が多かったということです。規制委員会は意見をどう審査に反映させるか検討を進めていて、この夏ごろには審査書を取りまとめる方針です。
日本原燃が本格操業を目指している青森県の再処理工場について、原子力規制委員会は先月、新しい規制基準に事実上合格したことを示す審査書の案を取りまとめました。

そして、今月12日まで一般から意見を募るパブリックコメントを行い、およそ760の意見が寄せられました。

原発で使い終わった核燃料からプルトニウムを取り出して再利用する再処理工場は、高レベルの放射性物質を扱うことなどから、事故を心配する声のほか、プルトニウムの利用先が限られる中、政策は行き詰まっていて、工場を動かす意味があるのかなど慎重な意見が多かったということです。

一方、電力事業者を所管する経済産業大臣は今月、「資源の有効利用、廃棄物の減容などの観点から、工場を完成させ、理解が得られるように取り組む」などとする回答を規制委員会に伝えています。

規制委員会はこれらの意見を、審査の合格を示す最終的な審査書にどう反映させるか、現在、検討作業を進めていて、この夏ごろには審査書を取りまとめる方針です。