重症患者数のピーク 感染確認ピークの1か月後 新型コロナ

重症患者数のピーク 感染確認ピークの1か月後 新型コロナ
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新型コロナウイルスをめぐる医療機関の状況について厚生労働省が分析したところ、重症の患者数のピークは5月8日で、感染が確認された人数がピークだった日のおよそ1か月後だったことが分かりました。厚生労働省は、こうしたデータを、いわゆる第2波に備えた病床の確保に活用したいとしています。
厚生労働省は、新型コロナウイルスの患者を受け入れた病院のうち、報告を受けた6462の病院のことし4月と5月の2か月間の状況について分析し、26日、結果を公表しました。

それによりますと、PCR検査で感染が確認された一日当たりの人数が最も多かったのは4月10日でしたが、入院患者数のピークは4月28日、重症の患者数のピークは5月8日でした。

重症患者のピークは、感染確認のピークのおよそ1か月後となっています。

厚生労働省は「重症患者は入院期間が長いことなどが影響していると考えられる。こうしたデータを、いわゆる第2波に備えた病床の確保に活用したい」としています。