ディズニー 米カリフォルニア州のテーマパーク 再開延期へ

ディズニー 米カリフォルニア州のテーマパーク 再開延期へ
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アメリカの娯楽大手ウォルト・ディズニーは、新型コロナウイルスの影響で閉鎖している西部カリフォルニア州のテーマパークについて、来月、再開するとしていた計画を変更し、再開を延期すると発表しました。
新型コロナウイルスの感染拡大で、ウォルト・ディズニーはことし3月からカリフォルニア州にある「ディズニーランド・パーク」と隣接する「ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー・パーク」を閉鎖しています。

会社は、この2つのテーマパークを来月17日に再開する計画を発表していましたが、24日、テーマパークの運営に関する州政府からの指針の公表が間に合わないとして、再開を延期すると発表しました。具体的な見通しは示していません。

州内ではこのところ新たな感染者が急増していて、アメリカのメディアは、従業員を代表する労働組合が延期を求めていたと伝えています。

カリフォルニア州では1日の感染者数が24日には7000人を超えていて州政府が警戒を強めています。

アメリカでは南部フロリダ州にあるウォルト・ディズニーの別のテーマパークも閉園が続いていますが、来月11日に再開する予定となっています。

アトラクションを変更

アメリカの娯楽大手ウォルト・ディズニーは25日、テーマパークの人気のアトラクション「スプラッシュ・マウンテン」について、テーマを黒人の王女を主人公にした映画「プリンセスと魔法のキス」に変更すると発表しました。

これまでのスプラッシュ・マウンテンのテーマはアメリカ南部を舞台にした映画「南部の唄」でしたが、アメリカメディアは、黒人の描写などに批判が寄せられていたと伝えています。

会社は声明で「新しいテーマは毎年テーマパークを訪れる、数百万人の人々の多様性に語りかける」とコメントしています。