コロナで閉鎖のエッフェル塔 約100日ぶりに営業再開 フランス

コロナで閉鎖のエッフェル塔 約100日ぶりに営業再開 フランス
フランスの首都パリのシンボル、エッフェル塔がおよそ100日ぶりに営業を再開し、訪れた人たちは感染対策をしながらパリの景色を楽しみました。
エッフェル塔は年間600万人が訪れる、フランスを代表する観光名所ですが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、ことし3月から閉鎖されていました。

フランスでの感染状況が落ち着いたとしてエッフェル塔は25日、およそ100日ぶりに営業を再開し、早速、大勢の人たちが詰めかけました。

エレベーターは当面利用できず、高さ324メートルの塔の最上階は閉鎖されたままですが、訪れた人たちは115メートルの3階部分まで、階段でのぼりました。

11歳以上の人にはマスクの着用が義務づけられ、訪れた人たちは、ほかの人との距離を保つなど感染対策に気を配りながらパリの景色を楽しんでいました。

フランス南部から妻と訪れた36歳の男性は「エッフェル塔はパリの象徴なので、再開に合わせて必ず来なければと思って来ました」と話していました。

エッフェル塔を運営する会社の代表は「エッフェル塔をよみがえらせることができてうれしい。感染状況に応じて徐々に、塔全体を再開していきたい」と話していました。

エッフェル塔には、通常この時期外国人を中心に1日およそ2万3000人が訪れますが、当面は国内やEU=ヨーロッパ連合の加盟国などから、1日3000人から4000人ほどの客を見込んでいるということです。