企業の融資申し込み リーマンショック上回る 日本政策金融公庫

企業の融資申し込み リーマンショック上回る 日本政策金融公庫
政府系金融機関の日本政策金融公庫は、新型コロナウイルスの影響を受けている企業からの融資の申し込みが、これまでに59万件に上り、リーマンショックの影響が広がった2009年度1年間の申し込み件数を上回ったことを明らかにしました。
日本政策金融公庫は新型コロナウイルスの影響を受けた企業に対する実質無利子・無担保融資の窓口になっています。

25日開いた決算会見で公庫は、政府が新型コロナウイルスの影響を受ける企業への対応を始めたことし1月下旬以降、今月21日までの融資の申し込みが59万件に上ったことを明らかにしました。

申し込み件数は、すでに2018年度の2倍近くになりリーマンショックの影響が広がった2009年度の50万件も上回りました。

また申し込みのおよそ80%にあたる47万件、金額にして8兆円の融資を決め、残りの申し込みも手続きを進めています。

公庫によりますと、新規の顧客が申し込みに来て、一時は支店に列ができるほど混雑し、融資までに時間がかかってしまう場合があったため、現在はインターネットによる申し込みを行い、店舗に応援の職員も配置して対応を強化しているということです。

日本政策金融公庫の田中一穂総裁は「今も融資の申し込みは通常の3倍、4倍の水準だが、今後は対応していける。未曽有の危機なので、資金繰り支援に全力をあげていきたい」と述べました。