北海道地震2年 9月予定の厚真町での追悼式典中止に 新型コロナ

北海道地震2年 9月予定の厚真町での追悼式典中止に 新型コロナ
北海道地震の発生から2年となることし9月に北海道厚真町で予定されていた追悼式典について、町は、新型コロナウイルスの感染を防ぐため中止することを決めました。
おととし9月6日の北海道地震では、最大で震度7の揺れを観測し、厚真町では大規模な土砂崩れに巻き込まれるなどして37人が亡くなりました。

町は地震の発生から2年になるのに合わせて、ことし9月5日に町の総合福祉センターで追悼式典を行う予定でした。

しかし、新型コロナウイルスの影響が続くなか、およそ600人の参列者が見込まれる会場では密な状態が避けられないとして、感染を防ぐため式典を中止することを決めました。

町は9月5日と6日の2日間、会場に祭壇と献花台を設けるとともに、町長らのビデオメッセージを流すことにしています。

厚真町は「苦渋の決断だったが、新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、遺族や町民の方々にはご理解いただきたい」としています。