新型コロナ影響で「びわ湖大花火大会」中止 滋賀

新型コロナ影響で「びわ湖大花火大会」中止 滋賀
びわ湖の夜空を1万発の花火が彩る「びわ湖大花火大会」が、ことしは新型コロナウイルスの影響で中止されることになりました。
「びわ湖大花火大会」は例年、30万人以上が訪れる滋賀県の夏の風物詩で、ことしは東京オリンピック・パラリンピックの開催を受けて11月6日に行われる予定でした。

しかし、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、人が密集するのを避ける必要があるとして、実行委員会は、ことしの大会の中止を決めました。

「びわ湖大花火大会」が中止になるのは、昭和59年に始まって以来、初めてのことです。

実行委員会は来年の日程についても検討し、延期された東京オリンピック・パラリンピックが開催されることを前提に、花火大会を来年10月29日に行うことも決めました。

会長を務める滋賀県の三日月知事は「ぎりぎりまで、ことしの開催に向けて調整してきたが、安全に大会を開くことは難しいと判断した。非常に残念だが理解してほしい」と話していました。