Jリーグ 順位決定方法など理事会で承認 公式戦再開を前に

Jリーグ 順位決定方法など理事会で承認 公式戦再開を前に
サッカーJリーグは、週末に、公式戦の再開を控えるなか、新型コロナウイルスの影響で全試合を消化できなかった場合も想定した、今シーズンの順位決定方法などを理事会で承認しました。
Jリーグは今月27日にJ2の再開とJ3の開幕、来月4日にJ1の再開を控えています。

23日は公式戦の再開前、最後となる理事会が開かれ、新型コロナウイルスの影響で全試合を消化できなかった場合も想定した、今シーズンの順位決定方法などを承認しました。

具体的には勝ち点で並んだ場合、例年と異なり、試合数に比例して増える勝利数や得点数より、当該クラブどうしの対戦成績を優先します。

また、今シーズンからJ1で導入した、VAR=ビデオ・アシスタント・レフェリーと呼ばれる審判によるビデオ判定については過密日程で、審判を確保するのが困難だとして再開後は行わないことを決めました。

さらに、感染防止策として試合では、各自のボトルで水分を補給するようにガイドラインで示されていますが、現場から対応が難しいという声が出ていることを考慮して、9月末までの試合については前半と後半に1回ずつ「飲水タイム」を設ける方向で、最終調整を進めているということです。

一方、選手や審判などの健康状態を確認するため先週末から始めた、PCR検査については24日、検査総数や陽性者数などの結果を公表するということです。