農林水産物など輸出額 2025年に2兆円達成を 菅官房長官

農林水産物など輸出額 2025年に2兆円達成を 菅官房長官
農林水産物の輸出拡大に向けた政府の関係閣僚会議で、菅官房長官は、新型コロナウイルスの影響による輸出の落ち込みから回復の動きが出てきていると指摘し、1年間の輸出額を2025年に2兆円とする目標の達成を目指して、全力をあげるよう指示しました。
総理大臣官邸で開かれた関係閣僚会議には、菅官房長官や江藤農林水産大臣らが出席しました。

この中で、菅官房長官は「新型コロナウイルスの影響で、諸外国の外食や貿易全体が停滞する影響が出ていたが、5月の貿易統計では、農産品輸出額の8割を占める食料品は、およそ7%のプラスに転じており、輸出回復の動きが見えてきている」と述べました。

そのうえで、「ことし4月に農林水産省に設置した『輸出本部』のもとで、輸出先国の規制に対応した国内の施設整備を進めるともに、相手国との交渉を加速してほしい」と述べ、農林水産物などの1年間の輸出額を2025年に2兆円、2030年までに5兆円とする目標の達成を目指し、全力をあげるよう関係閣僚に指示しました。