株主総会の出席者大幅減 新型コロナウイルス対策で

株主総会の出席者大幅減 新型コロナウイルス対策で
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ピークを迎えていることしの企業の株主総会は、新型コロナウイルス対策によって出席する株主の数が減るなど様変わりしています。このうち去年、7000人を超えたNTTの株主総会の出席者は、ことしは大きく減って100人を下回りました。
23日、都内のホテルで開かれたNTTの株主総会は、会社が新型コロナウイルス対策として来場を控えてインターネットで見るよう呼びかけ、土産のお菓子もなくしたことから、出席した株主は97人と、去年の7167人から大幅に減少しました。

質問の数も減り、総会は35分と、去年の3分の1ほどで終了しました。

23日開かれた株主総会では、JR東日本でも出席した株主の数が去年のおよそ1600人からおよそ290人に、自動車メーカーのSUBARUが去年の629人から92人に、野村ホールディングスも去年の618人から79人に、それぞれ減少し、総会の時間も短くなりました。

また、24日開催を予定している携帯大手のソフトバンクは、来場できる株主の数を事前申し込みで50人に限定し、取締役らもオンラインで参加する予定です。

新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、ことしは総会が様変わりしていますが、企業にとっては、株主との十分な対話の機会をどう確保していくかが課題となります。