米 トランプ大統領陣営 集会で新型コロナに計8人感染 批判も

米 トランプ大統領陣営 集会で新型コロナに計8人感染 批判も
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アメリカのトランプ大統領が、ことし秋の大統領選挙に向けて3か月ぶりに開いた集会の準備に当たっていた陣営のスタッフ2人が、新たに新型コロナウイルスに感染していたことが分かり、これで集会に関係する陣営の感染者は合わせて8人となりました。
トランプ大統領は20日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、開催を見合わせていた大統領選挙に向けた大規模な集会を3か月ぶりに南部オクラホマ州で開き、地元の消防によりますと、およそ6200人が参加しました。

集会をめぐっては、オクラホマ州で新型コロナウイルスの感染者数が増加傾向にあることから、地元の保健当局などが中止を求めていましたが、トランプ陣営は必要な対策を取ったとして、開催に踏み切りました。

しかし、集会の当日、現地で準備に当たっていた陣営のスタッフ6人の感染が確認されたのに加えて、22日には新たにスタッフ2人の感染が確認され、これで集会に関係する陣営の感染者は合わせて8人となりました。

トランプ大統領としては、集会を開くことで、感染が拡大する危機的な状況は去ったと印象づけるねらいもあったとみられますが、中止を求める声があったにもかかわらず、開催に踏み切り、陣営内からも感染者が相次いでいることで、批判が高まりそうです。