新型コロナ 子どもたちへの影響調査 4分の3がストレス感じる

新型コロナ 子どもたちへの影響調査 4分の3がストレス感じる
新型コロナウイルスによる長期の休校などの子どもたちへの影響を専門家が調査したところ、何らかのストレスを感じているという子どもが全体の4分の3に上りました。
ゲームやスマートフォンなどを見る時間が1日4時間以上になったという子どもも、およそ3分の1に上り、専門家は影響が中長期的に続く可能性があるとしています。
この調査は、国立成育医療研究センターの研究班が、7歳から17歳までの子どもや保護者を対象に、ことし4月から先月末にかけてインターネット上で行ったもので、合わせておよそ8700人が回答しました。

このうち、子どもへのアンケートでは、「コロナのことを考えると嫌な気持ちになる」とか「最近集中できない」など、何らかのストレスがあると回答した子どもは全体の4分の3に当たる75%に上りました。

また、ゲームやスマートフォン、テレビなどの画面を見る時間が1日4時間以上になったという子どもも、およそ3分の1に当たる31%に上りました。

生活リズムについても、61%が起床時間がずれたと回答しました。

調査にあたった研究班は「多くの子どもたちが、学習だけでなく、発達に重要な友達との交流や運動の機会を奪われ、影響は中長期的に続く可能性もある。子どもたちの様子を注意深く見守る必要がある」と指摘していて、今後も繰り返し調査を行うことにしています。