夏休みの家族旅行は “安心”“近い”“短い” 感染予防で

夏休みの家族旅行は “安心”“近い”“短い” 感染予防で
大手旅行予約サイトが子どもがいる人を対象に、夏休みの家族旅行についてアンケート調査を行ったところ、ことしは、車で行くことができる自宅から近い場所など、新型コロナウイルスへの感染予防を意識して、旅行を選ぶ傾向があることがわかりました。
この調査は旅行予約サイトの楽天トラベルが、子どもがいる人800人余りを対象にインターネットで行いました。

それによりますと、4割余りが「行き先を決めていない」と回答した一方、4割弱は「宿泊を伴う子ども連れの旅行に行きたい」と回答しました。

またアンケートでは、新型コロナウイルスへの感染が再び拡大することへの不安や夏休みが短く、時間がないなどの理由で、行き先を決められないという回答も多くありました。

一方、旅行に意欲的な人を対象に旅行先の選び方について尋ねたところ、6割以上が自分が住んでいる都道府県内か、住んでいる場所に近い都道府県を選ぶと回答したことが分かり、この夏は遠出をせずに、近場への旅行を選ぶ傾向があるということです。
宿泊数も「1泊」が最も多く、前の年より1割増えたということで、旅行の日数も短くなる傾向があるということです。
このほか、宿泊先を選ぶのに重視することを尋ねたところ、「車で直接行ける」が最も多く、「スタッフの衛生管理がしっかりしている」という回答が続くなど「3密」を避け、感染症対策の徹底を重視する傾向が見られたということです。

楽天トラベルの担当者は、「ことしは安心・安全を重視する傾向が強く、密を回避した旅行を選びたい人が多いことがわかった。食事は部屋で食べるなどソーシャルディスタンスを保つプランも人気があり、こうした選択肢を増やしていきたい」と話していました。