移動の自粛緩和 土日の高速道路交通量は前週より4割程度増加

移動の自粛緩和 土日の高速道路交通量は前週より4割程度増加
都道府県をまたぐ移動の自粛が全国で緩和されて初めての土日となった21日と20日、全国の高速道路の交通量は前の週の土日と比べて4割程度、増加しました。
国土交通省のまとめによりますと、NEXCO東日本、中日本、西日本、それに本州四国連絡高速道路の4社を合わせた交通量は、20日の土曜日は前の週と比べて37%、21日の日曜日は40%、それぞれ増加しました。

このうち、乗用車やバイクといった「小型車」だけで見ると、土曜日は前の週と比べて49%、日曜日は50%の増加となりました。

高速道路各社は、都道府県をまたぐ移動の自粛が全国で緩和されたことを受け、20日から地方の高速道路で実施している休日割引を再開していて、レジャーや帰省などでの利用が増えたと見ています。

ただ、去年の同じ時期と比べると全体の交通量は、土曜日は83%、日曜日は84%にとどまっているということで、国土交通省は「今後も交通量の推移を注意深く見ていきたい」と話しています。