「日本産の食品の輸出を」オンラインで海外と結ぶ商談会開催

「日本産の食品の輸出を」オンラインで海外と結ぶ商談会開催
k10012479841_202006221811_202006221814.mp4
新型コロナウイルスの影響で海外への渡航が制限され、企業にとっては商談の機会が減る中、日本産の食品の輸出を目指す中小企業などを支援しようと、海外と日本をオンラインで結ぶ全国規模の商談会が初めて開かれました。
この商談会は、ジェトロ=日本貿易振興機構が企画したもので全国60社余りの企業がそれぞれのオフィスなどで海外のバイヤーとオンラインで結んで商談をします。

このうち、東京 板橋区の食品メーカーの会議室では、海外営業の担当者がベトナムのバイヤーと商談を行いました。

この会社が売り込むのはラーメンのスープで、担当者がモニター越しにサンプルを見せるなどして商品の特徴をアピールしていました。

この会社では、数年前からアジアを中心に海外への輸出に力を入れていますが、新型コロナウイルスの影響で、ことし2月下旬以降、海外のバイヤーと商談ができずにいたということです。

参加した丸善食品工業の奥田光一課長代理は「オンラインを使えば、現地の情報収集にも役立てられるので、対面の商談と合わせて活用していきたい」と話していました。

ジェトロ農林水産・食品事業推進課の岡崎太さんは「外国に行かなくても、バイヤーと商談ができ、販路の拡大につながるのでコロナ後を見据えて、こうした商談会を多くの企業に利用してほしい」と話していました。