伝統行事 牛の角突きが再開 新潟 長岡 山古志地区 新型コロナ

伝統行事 牛の角突きが再開 新潟 長岡 山古志地区 新型コロナ
新型コロナウイルスの影響で開催が中止されていた新潟県長岡市山古志地区の伝統行事、牛の角突きが21日再開し、力強く角を突き合わせる牛の姿に、会場から大きな拍手が送られました。
牛の角突きは、新潟県内では長岡市山古志地区や小千谷市で行われている伝統行事で、例年5月から開催されていますが、新型コロナウイルスの影響で先月は中止されていました。

このうち、山古志地区では、会場を訪れる観覧客の検温や手の消毒を徹底することや観覧席の間隔を1メートル確保する感染予防対策をとったうえで、21日、再開しました。

初日の21日は16の取り組みが行われ、せこと呼ばれる男性が、威勢のよい掛け声をかけるなか牛どうしが力強く角を突き合わせると、会場からは大きな歓声や拍手が送られました。

新潟市の男性は「久しぶりに外出した気持ちになりました。牛は迫力がありましたが、かわいさもあり、楽しく見ることができました」と話していました。

山古志闘牛会の松井富栄会長は「開催に不安もありましたが、無事に終えられてほっとしています。お客さんには感染予防対策に協力してもらって楽しんでもらいたい」と話していました。

山古志地区のことしの牛の角突きは、11月まで行われる予定です。