前法相ら選挙違反事件 スマホ解析で現金提供日時や場所 確認か

前法相ら選挙違反事件 スマホ解析で現金提供日時や場所 確認か
k10012478901_202006212258_202006212300.mp4
河井克行前法務大臣と妻の案里参議院議員が逮捕された選挙違反事件で、検察当局が現金を受け取ったとされる地元議員らのスマートフォンの位置情報などを解析し、現金提供の日時や場所の確認を進めていたことが関係者への取材で分かりました。河井前大臣が同じ日に複数の議員と接触し、現金を配っていたケースもあるということで、検察当局は現金提供の詳しい経緯の解明を進めています。
前の法務大臣の河井克行容疑者(57)と、妻で参議院議員の案里容疑者(46)は、去年7月の参議院選挙をめぐって地元議員らに票の取りまとめを依頼し、報酬として現金を配ったとして公職選挙法違反の買収の疑いで逮捕され、検察当局は地元議員や後援会幹部など94人におよそ2570万円を配った疑いがあるとみて、捜査を進めています。

検察当局は現金の配布先が記載されたとみられる複数のリストをもとに、地元議員から事情を聴くなどして捜査を進めてきましたが、この際、地元議員から任意提出を受けたスマートフォンの位置情報などを解析し、現金提供の日時や場所の確認を進めていたことが関係者への取材で分かりました。

関係者によりますと、河井前大臣は、去年4月に行われた統一地方選挙の前後に集中的に地元議員と接触を図り、「陣中見舞い」などとして現金を配っていたということで、この時期には同じ日に複数の議員に接触し、現金を配っていたケースもあるということです。

検察当局は、河井前大臣が統一地方選挙での支援を名目に多くの議員に現金を配り、案里議員の支持拡大を図ろうとしていたとみて、詳しい経緯の解明を進めています。

関係者によりますと、河井前大臣と案里議員はいずれも「不正な行為はしていない」などと容疑を否認しているということです。