西村経済再生担当大臣は、20日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、神奈川県が鎌倉市で整備を進めている臨時の医療施設を視察しました。

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、神奈川県は、緊急事態宣言が出された4月から、中等症の患者を集中的に受け入れる臨時の医療施設の整備を鎌倉市で進めていて、一部では、先月から患者の受け入れが始まりました。

西村経済再生担当大臣は、20日午前、施設を視察し、医療機器などの設備について医師から説明を受けました。

また、神奈川県の黒岩知事らと意見交換し「こうした先進的な取り組みを参考にして、何が起きても命を守る体制を全国でつくらなければいけない」と述べました。

このあと、西村大臣は記者団に対し「こうした医療施設は、緊急事態宣言のもとで整備できることになっているが、宣言が解かれているこの時期に次の波に備えて医療提供体制を整えなければならない」と述べ、再び感染が拡大した場合に備えて臨時の医療施設を整備できるよう対応を検討する考えを示しました。