移動の自粛緩和 初の週末 浅草や原宿ににぎわい 東京

移動の自粛緩和 初の週末 浅草や原宿ににぎわい 東京
都道府県をまたぐ移動の自粛が全国で緩和されて初めての週末を迎え、都内の観光地は多くの人でにぎわいました。
東京 浅草には若者や家族連れが次々と訪れ、雷門の前で写真を撮るなどしていました。

雷門から続く仲見世通りも混み合っていましたが、複数の店舗に聞いたところ、新型コロナウイルスの感染拡大が始まる前に比べ、売り上げは10%にも満たない状態だということです。

仲見世通りでだんご店を営む女性は「人が多く、皆さん元気な顔をしていて、こういう日がこんなに早く来るとは思っていなかったです。衛生面に気をつけながらやっていきたい」と話していました。

手拭いなどを販売する店を営む男性は「人は増えていますが、外国から訪れる観光客がいないのでピークの時に比べるとまだまだ厳しいです」と話していました。

千葉県の20代の女性は「友達と散策しに来ました。都内でも最近、感染者が増えつつあるので手洗いやうがいを引き続き徹底したいです」と話していました。

家族4人で訪れたさいたま市の40代の男性は「食事に行きたい店があったので1年ぶりくらいに浅草に来ました。3月以降は外出することがなかったので、楽しかったです」と話していました。

原宿 多くの若者でにぎわう

東京 原宿の竹下通りでは緊急事態宣言の解除や休業要請の緩和を受けて、雑貨店など多くの店が営業を再開していて、20日は午前中から買い物や散策に訪れた多くの若者や家族連れでにぎわいました。

このうち、若者向けの洋服の販売店では、午前11時の開店にあわせてスタッフが、洋服がかけられた棚や靴などを店の前に並べていました。

スタッフの21歳の女性は「徐々にお客さんが増えているので、これからもっといろいろなところから来てもらい、早く以前の原宿のようになってほしいです」と話していました。

埼玉県から来たという大学1年生の女性は「4か月ぶりに原宿に来ました。人混みはなるべく避けて買い物を楽しみたいです」と話していました。

横浜市からめいの誕生日プレゼントを買うために親族6人で来たという40代の女性は「3か月ぶりに神奈川県から出ました。コロナウイルスの感染はまだ気になりますが、経済も回していかないといけないので、気をつけながら買い物したいです」と話していました。