「水際対策徹底を」入国制限緩和で千葉県知事が厚労相に要望

「水際対策徹底を」入国制限緩和で千葉県知事が厚労相に要望
政府が外国人の入国制限措置を緩和する方針を決定したことを受け、空の玄関口、成田空港を抱える千葉県の森田知事が、加藤厚生労働大臣と会談し、水際対策のさらなる徹底を要望しました。
政府は18日感染状況が落ち着いている国や地域のビジネス関係者らに限り、日本を訪問する前のPCR検査で陰性を証明し入国時にも検査を受けることなどを条件に入国を認める方針を決定しました。

これを受け、森田知事は19日、加藤厚生労働大臣と会談し、今後、海外との往来の再開が再度の流行拡大のきっかけとなる可能性があるとして、水際対策をさらに徹底するよう求める要望書を手渡しました。

中では、検疫所の予算や人員をさらに増やし、PCR検査体制を強化するとともに検査結果が判明するまでは、一時滞在場所に確実に滞在させることなど、水際対策のさらなる徹底を求めています。

これに対して加藤大臣は「連携して水際対策をしっかりやっていきましょう」と述べたということです。

会談後、森田知事は「国内は新規感染者は落ち着いているが世界を見るとまだ厳しい。制限緩和されていくということなので、検疫の強化など水際対策をしっかりお願いしたい」と話しました。