プロボクシング 試合までに2回の抗体検査義務づけ 新型コロナ

プロボクシング 試合までに2回の抗体検査義務づけ 新型コロナ
プロボクシングを統括するJBC=日本ボクシングコミッションなどは、来月からの試合の再開に向けて感染予防対策をまとめたガイドラインを作り、選手に対して試合までに2回の抗体検査を受けることなどを義務づけました。
JBCは今月1日付で、トレーニングなどでジムを利用するすべての人たちを対象に感染防止対策を盛り込んだガイドラインを作り、全国のジムに通達しました。JBCと日本プロボクシング協会では、18日、来月からの試合再開に向けて新たなガイドラインをまとめました。

それによりますと選手とレフェリーに対しては、原則として試合の3週間前と前日の2回の抗体検査を義務づけ、結果によってはPCR検査を実施するとしています。

また試合に臨む選手の感染を防ぐために前日の計量や検診を終えた選手については、主催者が用意した宿泊施設などに滞在し外部との接触を避けることが義務づけられました。

ジム以外の会場で試合を行う際には、前後左右の座席の間隔を2つ以上空けるなどの対策を取れば、一定数の観客を入れることも可能だとしています。

さらに試合中のセコンドは、マスクと手袋を着用したうえで最大で3人までとしています。

JBCの安河内剛本部事務局長は「対人競技の難しさを抱える中で最大限の対策を検討した。今後の状況に合わせて適宜、修正していく」と話しています。