カザフスタン ナザルバーエフ前大統領 新型コロナに感染

カザフスタン ナザルバーエフ前大統領 新型コロナに感染
中央アジアのカザフスタンで30年近くにわたって国のトップをつとめ、去年、退任したあとも権力を維持しているナザルバーエフ前大統領が、新型コロナウイルスに感染していることが分かりました。容体は「心配される状況ではない」としています。
カザフスタンのナザルバーエフ前大統領は、18日、新型コロナウイルスに感染し自己隔離しているとみずからの公式サイトで明らかにしました。

ナザルバーエフ氏は、30年近くにわたって国のトップをつとめ、去年、退任したあとも、初代大統領などの肩書で権力を維持し、首都の名称もナザルバーエフ氏の名前に改名されるなど、国の象徴ともいえる存在です。

ナザルバーエフ氏は現在79歳ですが、発表では容体は「心配される状況ではない」としています。

カザフスタンでは、新型コロナウイルスに感染した人が1万5000人を超えるなど、中央アジア各国の中では最も多く、経済活動の制限など感染拡大を抑え込む対策が続けられています。