東海道新幹線 来月以降 ほぼ通常どおりのダイヤに JR東海

東海道新幹線 来月以降 ほぼ通常どおりのダイヤに JR東海
JR東海は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて運行本数を減らしている東海道新幹線について、来月以降はほぼ通常どおりのダイヤに戻していく方針です。
東海道新幹線は感染拡大の影響で、今月1日から17日までの利用者数は去年の同じ期間と比べて77%もの大幅な落ち込みとなりましたが、90%の減少となった先月と比べると回復してきています。

19日からは都道府県をまたぐ移動の自粛が全国で緩和されることから、JR東海は今後、東海道新幹線の本数を徐々に回復させる方針です。

今月は、去年の同じ月の80%程度となる1日当たり310本を運行していますが、7月には95%程度の350本、8月には97%程度の390本に増やす計画です。

また、会社ではことし3月のダイヤ改正で1時間当たりの「のぞみ」の運行本数を従来より2本多い最大12本に増発する計画でした。

これまで感染拡大の影響で実現していませんでしたが、8月のお盆には初めて12本の運行を行う見通しだとしています。

JR東海の金子慎社長は記者会見で「自粛が解除されれば、その分、人の移動は増えてくると見ている。混雑した列車を避けたい人もいるので、当面は乗車率が低くても余裕を持って座れるようにしたい」と述べました。