“白物家電” 5月の国内出荷額 新型コロナ影響で8%余り減少

“白物家電” 5月の国内出荷額 新型コロナ影響で8%余り減少
エアコンや冷蔵庫など、いわゆる白物家電の先月の国内出荷額は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、去年の同じ月と比べて8%余り減少しました。
日本電機工業会によりますと、白物家電の先月の国内出荷額は1941億円で、去年の同じ月と比べて8.8%減少しました。

内訳を見ると、エアコンが793億円で13%減ったほか、冷蔵庫は290億円で11.2%減少しました。

出荷の減少は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴って家電量販店が休業したことや外出の自粛が影響したと見られ、ホットプレートやトースターなど、一部の調理家電は出荷が伸びました。

また、電子情報技術産業協会によりますと、薄型テレビなどのデジタル家電の先月の国内出荷額は719億円で、去年の同じ月と比べて23.9%減少しました。

内訳は、薄型テレビなどの映像機器が384億円で8%減少したほか、カーナビなどの自動車関連機器が287億円で37.5%、スピーカーなどのオーディオ関連機器が47億円で29.9%、それぞれ減少しました。

自動車メーカーに納入するカーナビやスピーカーの出荷が、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で大きく落ち込んだということです。