電子版プレミアム付き地域商品券発行へ 福岡 うきは

スマホで申し込みから決済まで簡単に行える、全国でも珍しい電子版のプレミアム付き地域商品券が福岡県うきは市で発行されることになりました。
電子版の地域商品券は筑邦銀行と九州電力、それにネット金融大手のSBIホールディングスが共同で開発しました。

関係者によりますと、福岡県うきは市の商工会がことし9月に1億円分を発行する計画です。

全国各地で発行されている地域商品券は、購入者の行列ができた場合の感染リスクが懸念されているほか、発行者側や店側にとっても紙の商品券の印刷や換金などの事務の負担が課題でした。

うきは市の商品券はスマホのアプリで申し込みを行い、コンビニで現金をチャージすると、プレミアム率の25%が上乗せされた額がアプリに登録されます。

商品を購入する際は店にあるQRコードをスマホで読み込んで決済し、店側には数日後に入金される仕組みです。

こうした商品券の電子化は全国でも珍しいということで、新型コロナウイルス関連の支援策として利用者にとって使いやすく、関係者の事務負担を軽くしようという取り組みがほかの地域にも広がるか注目されます。