神奈川 箱根の宿泊施設 予約は例年の約3割 新型コロナ影響

神奈川 箱根の宿泊施設 予約は例年の約3割 新型コロナ影響
神奈川県の観光地、箱根町では、緊急事態宣言の解除を受けてほぼすべての宿泊施設が営業を再開していますが、予約の状況は例年に比べて3割程度にとどまっていることがわかりました。
神奈川県箱根町では、新型コロナウイルスの影響でほとんどの旅館やホテルが休業し、4月と5月の宿泊者数は例年の1割ほどに落ち込みましたが、今月に入ってからほぼすべての宿泊施設が営業を再開しています。

こうした中、箱根町観光協会が町内のおよそ200の旅館やホテルを対象に予約状況を調査したところ、今月12日の時点で、今月から9月までの予約状況は例年に比べて3割ほどにとどまっているということです。

公立学校の夏休みのスケジュールも決まったことなどからファミリー層やカップルを中心に予約が入り始めていますが、新型コロナウイルスの影響は続いているということです。

利用客の感染を防ぐため、宿泊者の数を制限したり、大浴場の混雑状況をスマートフォンで確認できるシステムをつくったりしているところもあるということです。

箱根町観光協会の佐藤守専務理事は「今月19日に県をまたいでの移動の自粛が解除されれば、予約は増えてくるのではないかと思っている。コロナの中での癒やしの観光地として、お迎えのしかたを変えるなど状況や時代に合った工夫をしていきたい」と話していました。