立民“会期年末まで延長を” 自民“閉会中審査の在り方検討”

立民“会期年末まで延長を” 自民“閉会中審査の在り方検討”
国会の会期末を17日に控え立憲民主党は、新型コロナウイルス対策などの議論を続けるべきだとして、会期を年末まで延長するよう求めたのに対し、自民党は否定的な立場を示す一方、閉会中審査の在り方を検討する考えを伝えました。
17日の会期末を前に自民党の森山国会対策委員長と、立憲民主党の安住国会対策委員長が16日午後、国会内で会談しました。

この中で、安住氏は新型コロナウイルス対策に加え、新型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の配備計画の停止をめぐって、議論する必要があるとして、会期をことし12月28日までの194日間延長するよう求めました。

これに対し、森山氏は「大きな補正予算の執行のため、どうすべきかや、来年度の予算編成のことも考えなければならない」と述べ、会期延長には否定的な立場を示しました。

一方で、森山氏は新型コロナウイルスの問題について「閉会中に必要な委員会を開くことは大事で、二階幹事長とも相談して判断したい」と述べ、閉会中審査の在り方を検討する考えを伝えました。

自民党と立憲民主党は、17日幹事長らが協議する方向で調整しています。