日本一早い「マジック120」点灯式 ことしは粛々と 兵庫 尼崎

日本一早い「マジック120」点灯式 ことしは粛々と 兵庫 尼崎
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3日後に迫ったプロ野球の開幕を前に、阪神の本拠地に近い兵庫県尼崎市の商店街で、チームの優勝を祈願する恒例の日本一早い優勝マジックの点灯式が行われました。
この点灯式は毎年プロ野球の開幕を前に尼崎中央三丁目商店街が行っている恒例行事で、例年は大勢の阪神ファンが集まって大いに盛り上がります。

ことしは新型コロナウイルスの感染対策として事前の告知はせず商店街の関係者のみで静かに行われ、六甲おろしの大合唱やジェット風船飛ばしも自粛しました。

点灯式ではアーケードにつり下げられたボードに優勝までのマジックナンバーとして、ことしのレギュラーシーズンの試合数「120」が貼り出され、商店街の人たちが「新型コロナに負けないぞ」と掛け声をあげました。

商店街を訪れていた70代男性は「ことしは点灯式がないと思っていたので見られてよかった。今シーズンは静かに始まるが、優勝で盛り上げてほしい」とうれしそうに話していました。

買い物中の20代女性は「マジックナンバーが貼り出されるとやっと商店街に活気が戻ってきたようでうれしいし、選手には頑張ってほしい」と話していました。

商店街の寺井利一理事長は「感染防止のためにイベントを盛り上げないようにする難しさはあったが、3か月遅れでなんとか優勝マジックを掲示できてほっとした。商店街は大変だがみんなで力を合わせて乗り越えて盛り上げたい」と話していました。