大学入試 受験生に平等な環境を 各大学に協力要請へ 文科相

大学入試 受験生に平等な環境を 各大学に協力要請へ 文科相
来年の大学入試について、萩生田文部科学大臣は記者会見で、新型コロナウイルスによる影響などを踏まえ、受験生にとってできるだけ平等な環境を整備すべきだとして、各大学に協力を求めていく考えを示しました。
来年の大学入試について、萩生田文部科学大臣は「できないことをできるようにするのが学校の役目だ。挑戦しようという受験生に、できるかぎり平等で納得のいくチャレンジができる環境をつくってもらえるよう協力をお願いしたい」と述べ、新型コロナウイルスによる影響などを踏まえ、各大学に協力を求めていく考えを示しました。

また、全国の高校の校長でつくる「全国高等学校長協会」が先週、大学入学共通テストを含めて、入試の日程を1か月程度遅らせるよう要望することを決めたことについて、萩生田大臣は「アンケート調査では、7割が予定どおり実施してほしいということだったが、やっぱり1か月程度遅らせてほしいというぐらい現場は混乱していると思う」と述べました。

そのうえで「仮に予定どおりの日程で実施することになったとしても、大学入学共通テストについては追試験の活用など、受験生が抱えるさまざまな状況に柔軟に対応したい」と述べました。