米 一部の州で新型コロナ感染者が増加傾向 第2波へ懸念高まる

米 一部の州で新型コロナ感染者が増加傾向 第2波へ懸念高まる
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アメリカ各地で外出や経済活動の制限緩和が進む中、西部や南部を中心に再び新型コロナウイルスの感染者数が増加する傾向を見せていて、感染拡大の「第2波」への懸念が高まっています。
アメリカでは新型コロナウイルス対策として全米のほとんどの州で外出や経済活動の制限が行われていましたが、新たな感染者の数が減少し始めたことや、経済的な影響への懸念から、先月以降、多くの州で制限の緩和が始まりました。

ところが西部や南部の州では、先月の下旬から感染者数が増加する傾向が表れ、ジョンズ・ホプキンス大学の集計によりますと、南部テキサス州や西部アリゾナ州などでは新たな感染者数が1000人を超える日が続いています。

増加の理由として、ジョンズ・ホプキンス大学ヘルスセキュリティーセンターのトム・イングルスビ-所長は「経済活動の再開や、5月末から始まった人種差別への抗議活動の影響など、複数の要因が考えられる」と指摘しています。

そのうえで、こうした州での増加が全米規模での感染拡大につながりかねないとして「各州は、性急な制限緩和は感染拡大のリスクが高いことを認識し、感染者の追跡調査や、隔離態勢を整える必要がある」と訴えています。

経済活動の制限緩和は今後も一段と進む見通しで、感染拡大の「第2波」への懸念が高まっています。