米アカデミー賞授賞式 来年は2か月延期し4月に 新型コロナ影響

米アカデミー賞授賞式 来年は2か月延期し4月に 新型コロナ影響
アメリカ映画界最高の栄誉とされるアカデミー賞の授賞式は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で来年は2か月延期し、4月に開催されることになりました。
これはアカデミー賞の主催者が15日、発表したもので、当初は来年の2月28日に予定していた授賞式を4月25日に延期するとしています。

その理由については「映画がどんな暗い時代にあっても、人々を慰め、希望を与え、楽しませてきたことは、ことしも変わらない。しかし私たちは未知の領域におり、来年の授賞式を間違いなく安全に実施する必要がある」として、新型コロナウイルスの感染拡大を受けたものだとしています。

また選考対象となる作品について、例年は授賞式の前の年に発表されたことなどが条件でしたが、今回は来年2月までに発表した作品であれば認められることになりました。

アメリカの映画産業をめぐっては、新型コロナウイルスの感染拡大以降、映画館の閉鎖や撮影の中断などさまざまな影響が出ていて、今回の日程変更はこうした状況を踏まえたうえでの判断だったとみられます。