タイ レストランの酒提供再開 ムエタイも無観客で

タイ レストランの酒提供再開 ムエタイも無観客で
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新型コロナウイルスの感染状況が落ち着いているタイでは15日からレストランでの酒の提供や格闘技 ムエタイの試合の無観客での再開が認められました。
タイでは感染者の増加が少ない人数に抑えられ、帰国者を除く感染者はこの3週間確認されていません。

経済活動などの緩和は段階的に進められ、15日からはレストランの店内での酒の提供が認められました。

首都バンコクの繁華街では待ちわびた人たちが次々と訪れ、入店の際には検温するなどの対策が取られていました。

一方で、タイ政府は、ナイトクラブやバーは感染リスクが高いとして今回の再開を見送りました。

今後、レストランでの酒の提供の影響などをみて慎重に判断するとしています。

レストランのマネージャーは「アルコールの販売は売り上げアップにつながります。100%元どおりではありませんが、一歩ずつ前に進んでいこうと思います。今後、感染状況がどうなるか分からないので対策を続けます」と話していました。

またムエタイの試合も無観客での開催が認められるようになりました。

今週末の再開に向けて準備しているバンコク近郊のスタジアムは、ほかのスタジアムで3月に大きな集団感染が発生していることから、選手や審判、テレビ中継のクルーを含めて入場者数を制限し、検温や手洗いを徹底するほか、選手は事前に医師の診察を受けるなど対策に力を入れることにしています。

スタジアムの役員のタマヌーンさんは「ムエタイの選手たちが再び試合ができ、ファイトマネーを受け取れることは本当にうれしいです」と話していました。